こんにちは、もっちゃんです!
Unit8の5〜7時間目についての授業記録です。
Greetingの後、Warm Upを行いました。
第5時からは、Warm Upは行わないのですが子どもからの要望がとても多かったので、Kahoot!を行いました。
第5時、第6時では言語活動の準備に入ります。(授業の最初と最後にはSmall Talkを入れています。)
基本的な子ども達の学習の進め方はUnit7授業記録5〜7と同じです。
「教師がいなくても学び続ける子」を育てるために、答えを教えるのではなく、調べ方や学び方を指導するようにしています。この点に関しては、AETと共通理解して授業にあたっています。
この単元では、夢について話します。それに加え、何故なりたいのかを伝えたい子が多く出てきます。下記はAさんが最初に書いていた内容の一部です。
I want to be a preschool teacher.
Because I've heard my mom happily working in kindergarden.
この二文目は明らかに小学校レベルの英文ではありません。Google翻訳を使ってそのまま、書き写していました。
この子の伝えたい思い素晴らしいですが、相手に伝わらなければ、伝えていないのと同じになってしまいます。
今回の相手は友達です。友達が聞いて理解できなければ、どれだけ流暢に英語を話したとしても発表がうまくいったとは言えません。
勉強会でも意見が割れることがありますが、私は授業の中で翻訳機能の使用は禁止していません。例文や定型文は学習の手引きに載せていますが、その枠で収まらないで欲しい思いも当然あります。
ただ、上記のように、翻訳機能を使って内容を丸写しでは何の学びになっていないと考えています。
Aさんには、「今まで既習内容で表現できないか」を尋ねました。また、「自分はもちろん、伝える相手が理解できる内容になっているか」を確認するように伝えました。
Aさんの下記のように文の内容を変更しました。
Because I've heard my mom happily working in kindergarden.
↓
My mother is a preschool teacher. She enjoys work every day. I want to enjoy work.
所有格が抜け落ちていますが、相手意識がぐっと高まったものになっていました。相手意識をもち、自己調整できたことを全体の前で価値付けました。
これまでも翻訳アプリの使い方は授業の中で確認してきましたが、全員にしっかり浸透していなかったのだと、反省し、改めて第5時で全体共有しました。
授業で共有してきた内容は以下の通りです。
翻訳アプリの使い方
- 単語の検索→ピクチャーディクショナリーにない英単語を調べる
- 音声の確認→調べた表現の音声を聞く
- 英作文のヒントにする→基本的に丸写しはしない
- 発音の確認→音声入力で自分の発音が正しい確認する
3番のヒントとして英作文した場合は要注意です。「自分は内容を理解できているか、それを聞いた人が理解できるか」を考えて自分のものにする必要があります。伝えたい思いがアクセルだとしたら、相手意識がブレーキになります。
第7時
本単元の言語活動は「発表」です。
簡単に言うと「発表」は「一方的に話すのが発表」、「やりとり」は「即興性のある会話」とされています。
※詳しくは学習指導要領を参照してください。
一方的な発表をすると聞き手は飽きたり、疲れたりすることがあります。一流のプレゼンテーターは必ず聞き手に問いかけを入れて、聞き手を話に引き込みます。
ですので子ども達には、領域統合型という発表の中にやりとりを入れるようにすすめています。
聞き手を引き付けるために、問いかけを入れたり、クイズ入れたりする工夫があることを伝えます。
そして、どこまでいっても大事なのは「話す側ではなく、聞く側」と伝え、子ども達が安心して発表できる環境を整えるように努めました。
今回の発表時間は無制限としたため、どのクラスもプラス一時間必要になりましたが、最後の単元に相応しい発表多かったです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。