外国語の授業記録〜ときどき英語学習〜

外国語の授業実践を中心に発信しています!ときどき英語の学習についても。

小6外国語 Unit8 My Future, My Dream '1〜2'

こんにちは、もっちゃんです!

 

Unit8の1〜2時間目についての授業記録です。

単元の目標や評価規準の記載は割愛します。

 

Greetingの後、問いかけを交えたスモールトークを始めます。

 

単元の言語材料」と「Starting Out で使用されている表現」を中心にを聴かせます。

次に、Unit7の授業記録でも紹介した個のめあてを立てます。今までの学習の課題・改善点を踏まえてめあてを立てます。

めあて&振り返りカード(ロイロ)

めあてをたてたらWarm Upを行います。

今回のWarm Up


Kahoot!というクイズゲームです。どうしても音声付きクイズにしたかったので有料会員になってしまいました。

 

Kahhot!を授業の中で取り入れたのは初めてでした。

 

結論から言うと、Kahoot!の学習効果はかなり高いと感じました。

クイズを行っているとき、最初に音声が流れますが、紫のマークを押すと何度でもリスニングできます。

 

第2時では、今まで音声付きピクチャーカードを配付しても一度しか聞かなかった子に変化がありました。Warm UpでKahoot!を行うことを知ると事前に何度もピクチャーカードの音声を確認していました。

 

一つリンクを貼っておきますので、まだ活用されてない方は一度体験してみてください。

create.kahoot.it

 

Warm Up の後はリスニングです。

 

今回もStarting Outの前に聞くリスニングとして、視覚的支援のあるスライドを作成しました。

 

 

Unit8 Starting Out既習内容が多いため、子ども達はおおまかな内容理解ができます。ですが、No,1とNo,2は比較的長いため、集中力を保つための工夫が必要だと感じます。

※第1時でNo,1とNo,2、第2時でNo,3とNo,4を分けてリスニングを行いました。

 

ただ音声を流すのではなく、事前に聞くポイントを押さえるとより効果的だと考えています。

難しいものもありますが、以下が提示したポイントです。

 

No,1

「紹介された中学校の行事は?」

「たくやさんが好きな行事は?」

「ひろしが中学校で頑張りたいことは?」

「ひろしがなりたいのは?」

No,2

「たくやさんが入っているクラブは?」

「たくやさんのクラブの人数は?」

「さくらさんが入りたいクラブは?」

「さくらさんの将来の夢は?」

 

Starting Outは4回聞かせました。

1、連続で2回聞く

→聞き取れた表現や分かったことをメモする。聞くポイントだけでなく、できる子は多くの表現や語彙を理解できるように促したい。

2、友達との交流

→聞こえた表現、分かったことを友達と確認する。

3、もう一度聞く

→友達との交流を通して分かったことや気付いたことをもとに確認する。

4、動画の視聴

→聞くポイントや聞き取れた表現の確認を行う。

 

投げ出していないかできる子が飽きていないかなど子どもの表情を見ながら進めましたが、問題なかったと思っています。

また、2番の友達との交流の際に、「えっそんなこと言ってた?」などの相違があると3回目の聞く意味や効果がとても高まります。

 

今回も授業で使用したスライドを貼っておきます。

このスライドの中にはTure or FalseWho am I?(クイズ)が入っています。活用される方は、ご自由に編集して頂けたらと思います。

※Ture or Falseは私自身のことなので活用される方はご注意ください。

 

Keynote

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Power Point版

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

小6外国語 Unit8 My Future, My Dream 'Over the Horizon'

こんにちは、もっちゃんです!

 

Unit8のOver the Horizon についてです。

 

目標は、「世界とつながる仕事について考え、世界と日本の文化について理解を深める。」です。

 

英語を話せなくても生きていけることは小学6年生なら既に理解しています。もちろん英語を使わない仕事もあります。

 

でも、もし英語が話せたら人生の選択肢が増え、生活が豊かになるかもしれない!ということを伝えました。

 

では、どのような点が豊かになるのか。

インターネットの上の情報量の違いを紹介しました。

 

※2023年1月16日に更新されました。

 

英語のインターネット上の情報量は圧倒的で、2位のロシア語は5.3%です。情報収集の点では、英語が他の追随を許さない状態です。

 

これだけで英語が国際言語としていかに使用されているかを伝えられるとは思いますが、よりイメージを具体化するために検索ヒット数を紹介しました。

 

以下が「ねこ かわいい」と"cat cute"の検索結果です

差は歴然。驚きの声が多かったです。

 

ここから教科書の内容に入りますが、教科書は開かずに考えます。

 

子どもの答えを板書していきます。

いろんな意見が出ておもしろかったです。教科書に載っているタクシー運転手や寿司職人は出てこず、子ども達に身近なマックやコンビニの店員などの答えが多かったです。

 

その後、「日本に住む外国人の数」と「海外で働く日本人の数」の3択クイズを行いました。


海外で働く日本人の数はずっと右肩上がりでしたが、令和元年度を境に一気に減少しました。その理由も授業の中で考えました。

 

※平成22年は今の6年生の多くが生まれた年です。

 

クイズの後は、教科書でも紹介されているJICAの活動紹介ムービーを視聴しました。

 

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紹介ムービーは5分半なので飽きずに見ることができます。百聞は一見にしかず。

 

ことば探検では、言葉がなかったらいかに不便かを感じてもらうためにジェスチャーゲームを行いました。

最後はLet's Travel!を視聴して終了です。

 

 

今回授業で使ったスライドを貼っておきます。自由に編集して頂いて結構です。

Keynote

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Power Point版

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※Power Point版はKeynoteから変換しているため文字ずれ等があると思いますがご容赦ください。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

小6外国語 Unit7 My Best Memory '5〜7'

こんにちは、もっちゃんです!

 

Unit7 5〜7時間目についての授業記録です。

 

 

第5時からはGreeting後、Warm Upは行わないことが多いです。すぐ授業の活動に入ります。

 

第5時、第6時では言語活動の準備に入ります。

Unit7なので説明無しで学習に入っていけるようになりました。配付プリントをもとに進めていく子もいれば、まったくプリントを見ないで進める子もいますが、基本的な流れは以下の通りです。

  1. 原稿作成
  2. 伝える練習
  3. 学び合い

 

 

1.原稿作成についてです。

自分の小学校生活や今までの人生で心に残っている思い出を文にしていきます。

 

この時間から思い出について考え始めると出遅れます。単元始めから考えておくように声を掛けておきます。それでも思い付かない子は少なからずいるので学校行事のピクチャーカードやスライドを共有して考えさせます。

 

原稿作成は多くの子はノートに書いています。もちろん、ゼロから書き出すことが難しい子もいますので教科書89ページ「わたしのせりふ」のようなワークシートを準備します。

 

 

大事なのは文の数ではない」と伝えると同時に「自分の思いをより良く伝えるためには、量も伴ってくることが多い」と伝えています。

また、既習内容はできるだけ使えるように声を掛けていきます。

 

既習内容の確認は今までのノートやプリント、ピクチャーカードなど個人で行います。

 

Unitも後半に入っているので、教科書の例のような4文で終わる子はほとんどいません。

 

 

2.伝える練習についてです。

 

練習にどのように取り組んでよいか分からない子が必ずいるため、何ができていればよいのかを指標として示す必要があると感じます。

 

下記は配付プリントに載っているものです。

私は授業準備や指導するときにいつも意識していることがあります。それは、「教師がいなくても学び続ける子」を育てることです。そのための指標になります。

 

 

3.学び合いについてです。

自分のスピーチを友達に聞いてもらいます。学習進度に差があるので、2の練習を終えた人から3の学び合いに入ることになります。もちろん離席は自由です。

 

友達との学び合い後、自分に机に戻り、文を書き加えていたり、音声を再度確認した子がいれば多いに価値付けます。

 

回数を重ねていくと「学び合い」が形式化してその意味と価値が薄れてしまうことがあります。特に始めはどういった学び合いがよいのか、学び合いを行う意味は何なのか確認する必要があります。

 

下記は配付プリントに載っているものです。

第6時の最後に個人で動画を撮り終了です。

 

第7時では言語活動がメインになりがすべての時間を活用するわけではありません。時間にして15分程度です。

 

第7時の始めは、第6時に撮った動画を視聴することからスタートします。自分のスピーチを分析します。改善点を見つけてそれを踏まえて、練習や学び合いを行います。

 

今回の単元では、グループをつくりお互いの思い出を伝え合いました。そのときにグルプの一人がスピーチを聞きながら動画撮影を行います。最後に動画は提出してもらいます。

 

この5時間目から7時間目はできるだけ教えること減らし、自分の力で学びが進められるように支援します。そのために、観察を行い、価値付けたり、フィートバックをしたりすることが大切だと感じます。

 

送られてた動画をすべて見るのはかなり負担です。授業の中でできるだけ見て、評価するように心掛けています。それでもしっかりお釣りがくるぐらい重労働ではありますが、、、。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

小6外国語 Unit7 My Best Memory '3〜4'


こんにちは、もっちゃんです!

 

Unit7の3〜4時間目についての授業記録です。

 

 

Greetingを後に、Warm Upを行います。

毎時、ペアを変えて行います。私はWarm Upで少しでも「英語への抵抗を無くすこと」に重きを置いています。

 

Hide-and-Seekの行い方は、以下の記事で記載しています。

mochann.hatenablog.com

 

次にリスニングです。最初に視覚支援のあるリスニングを行います。

 

スライドを準備して、子どもとのやりとりを交えながら進めます。一方的に淡々と進めてもリスニングにはなりますが、私は子どもとの「やりとり」を大切にしています。

 

「教師対35人」ではなく「教師対私」を意識して聞いてもらうようにします。

 

どうしても一斉だと、こちらが問いかけても反応しない子どもが出てきます。

※内容が理解できなくて反応できない場合は別問題です。

 

例えば、

と問いかけたときに、高学年であれば既習内容なので反応が返ってこないと困ります。

 

この反応は、

Yeah! Yes.  Yes,I do. Yes, I like soccer. Noooooooo. No...などとにかく返答できていればOKです。 

 

Do you like soccer?  と全体に聞き、どちらかに手を挙げさせる方法もあります。ねらいが異なれば問題ありませんが、これだと「やりとり」で大切な「相手の言葉しっかりと聴き、反応する力(傾聴力)」を高めることができません。

 

この「傾聴」に関しては多くの本が出ています。また、別の記事で紹介させてください。

 

コミュニケーションに置いて大切なのは、傾聴力です。この意識が教師にも子どもにもあると、外国語の授業の質は大きく異なると考えています。

 

一部の英語に自信がある子や活発な子だけが反応していないか、確認する必要があります。

 

また、問いかけでなくても

Oh! Nice. Good. Great! など子どもの反応を待ちます。もちろん、声に出さないで相槌を打つだけでも立派な反応です。

 

Unit1から反応するように指導しておくて、促さなくても返ってきます。この反応がどの活動でも生きてきます。

 

次に Let's Listen 1 ・2です。

 

みなさんは何度聞かせていますか?

私は短いリスニングであれば5回は聞かせたいと思っています。この単元を通して身につけてほしい知識・技能が盛りだくさんだからです。

 

・連続で3回で流す

→聞こえた表現を確認する。

・本当に聞こえた表現があるかの確認で1回

・答えの確認で1回

の計5回です。

 

リスニングは「答えが分かったから、終わり」ではありません。Starting Out でもそうですが問題を解くためにリスニングをするのではなく、少しでも多くの表現をインプットすることがリスニングの目的です。

 

できる子が飽きないように聞き取れた表現は教科書やワークシートに書き込ませます。

 

聞こえた表現を書き込むのかなり難しい活動のため手を抜く子はは減りますし、意識を聞くことに重点化することができます。

 

 

次に Let's Try3です。(Let's2はスキップしました。)

 

活動の前に学校行事のカードを聞く時間を設けました。

 

What is your best memory?

My best memory is~. 

What did you enjoy?

の表現は問題ありませんが、楽しかったことを英語で表現するのはかなりハードルが高いです。楽しかったことだけは、日本語でもよいこととしました。

 

英語で伝えたかったけど、伝えられなかった表現は忘れずに、次の授業に持ち越すことを伝えました。

 

今回も授業で活用したスライドを貼っておきます。活用される方は、ご自由に編集して頂けたらと思います。

 

※このスライドの中には異文化理解の内容Who am I?(クイズ)が入っています。

 

Keynote

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Power Point版

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

小6外国語 Unit7 My Best Memory '1〜2'

 

こんにちは、もっちゃんです!

 

Unit7の1〜2時間目についての授業記録です。

 

 

単元の目標や評価規準の記載は割愛します。

 

目標や評価規準は教師が設けた指標になります。

 

それを踏まえた上で子どもは個のめあてをもつことが大切だと考えています。

 

個人として、この単元を通してどのような力を付けたいか、単元が終わる頃にはどんな自分になっていたいかなど、具体的にイメージをして授業に入ることで学びの質が異なります。

 

単元の初めに天から降り注いできためあてではなく、自分の中から生み出された私のめあてに意味があります。

めあて&振り返りカード(ロイロ)

 

めあてをたてたらWarm Upを行います。

今回のWarm Up

初めて行いましたが、盛り上がりました。

 

Hide-and-Seekの行い方
(第一時)

  • レンジャーをカードの後ろに隠す。
  • 準備ができたら交互にレンジャーが隠れているであろうカードを言う。
  • 表現がわからないときはカードをクリックして音声を聞き、その後伝える。

(第二次)

 上記行い方を踏まえ、

 A:What  is your best memory? 

 B:My best memory is ....school trip!

のやりとりでWarm Upを進めました。

 

ルール

  • カードの後ろに隠れているレンジャーを見つけたら1ポイント。
  • 5レンジャーを見つけたら5ポイント。
  • モンスターを見つけてしまったら即負け。
  • 制限時間は5分。
  • 5分内であれば何回行なってもよい。

 

※基本的ルールになりますので慣れてきらた応用していくと面白いです。

カードを後ろに隠すと黄色矢印が出るため、カモフラージュとして男の子を予め隠しています。

 

Warm Up の後はいよいよリスニングです。

 

ここではStarting Outを中心に授業を展開される先生が多いと思います。

 

 

 

大人にとっても難しい表現や単語が出てくるStarting Outです。英語に苦手意識をもっている子はここで心が折れます。

 

もちろん全て分かる必要はなく大まかな内容把握で良いのですが、「分かった!」「聞き取れた!」の経験をたくさん積ませてあげたいと考えています。

 

その手立てとして、Starting Out の前に聞くリスニングとして、視覚的支援のあるスライドを作成しました。

 

 

このスライドの中には異文化理解の内容Who am I?(クイズ)が入っています。活用される方は、ご自由に編集して頂けたらと思います。

 

Keynote

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Power Point版

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Starting Out の後はSmall Talkを行います。

 

Small Talkについては別の記事で詳しく書かせて頂きます。

 

 

お腹が空いているにもかかわらず、最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

小6外国語 Unit7 My Best Memory 'Over the Horizon'

 

こんにちは、もっちゃんです!

 

Unit7のOver the Horison についてです。

 

目標は、「世界の学校生活などについて考え、世界と日本の文化について理解を深める。」です。

 

「世界と日本の文化の理解を深める」ために「世界と学校生活について考える」わけですが、問題はどのように考えるかです。

 

教科書をなぞるだけでも考えることはできますが、「へー、そうなんだ。」で終わってしまうことも少なくないでしょう。

 

異文化理解の意義は、自分達にないものを探し、それがある意味を考えることです。この視点が教師と子どもにあるだけで目標にグッと近付けると考えています。

 

世界と日本では学校生活が大きく異なります。私自身も調べてる中で、驚くことが多く勉強になりました。

 

教科書では文化比較として、「新学期」「休みは何曜日」「小学校は何年間」「給食」などが取り上げられています。

 

身近な文化だけあってどの項目にも興味津々でした。その中でも子どもたちから反響が大きかったのは「学校行事」です。これは教科書に載っていない内容です。

 

授業の中ではアメリカと日本の学校の文化比較を行いました。

一部を紹介します。

 

 

A,B,Cのどれも日本では当たり前ですよね。

 

正解は、、、

 

 

 

A Entrance ceremonyです。

 

そうです、入学式がありません。オリエンテーションはあるようですが、日本のような式典はないそうです。

 

この他にも水泳掃除がないなど、日本の当たり前が当たり前でないことに気付くことができます。

 

逆に日本の学校にはなく、アメリカの学校にある行事を紹介します。

C:Halloween dayはありそうですよね。

 

正解は、、、

 

 

 

ABCの全てです!

Pajama day

https://www.reynolds.k12.or.us/wilkes/pajama-day

Crazy Hair day

https://westside.nebo.edu/

 

アメリカとの比較が中心でしたが、他国に視野を広げると異文化理解がさらに深まると考えています。

 

今回授業で使ったスライドを貼っておきます。自由に編集して頂いて結構です。

Keynote

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Power Point版

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※Power Point版はKeynoteから変換しているため文字ずれ等があると思いますがご容赦ください。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。